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首を鳴らしてはいけない本当の理由!?(1/2)

首を鳴らしてはいけない本当の理由!?(1/2)

2021/09/01

こんにちは、西船橋駅前整体院の津和崎です。

 

よくこんな質問を受けます。
「首をポキポキ鳴らしてはいけないんですか?」。

答えは勿論「はい」です!

 

でも、何故でしょう?
首を回したらなっちゃった!ということや、気がつくと首を鳴らしてしまう、鳴ったらスッキリするなど、色々なシチュエーションもあると思います。しかも、カイロプラクティックでは調整で首をポキポキ鳴らすではありませんか!?

今回はしっかり解説していきます。

 

・まず、首を回したらポキポキなってしまった!という方。

安心してください。これは、故意でなければ鳴っても問題ありません
理由は首のストレッチにあります。
デスクワークやスマホ等で常に首の筋肉が緊張し固まっています!緩和する為には首を回しストレッチをする事も必要な為、筋肉のストレッチをする中で鳴ってしまった事に関しては、止むを得ないと考えましょう。

逆に首を回さない事による害の方が大きいと思います。
しかし、「いつも首をストレッチすると音が鳴らせる」と癖にしないようにしましょう。あくまで筋肉のストレッチがメインと心得てください。

 

 

・次に、気がつくと鳴らしてしまうという方。

これはNGです。首コリ、肩凝りの原因になり得ます。
まず、首を鳴らしたくなるということは、簡単に言って歪んでいます。
歪みと言いましたが、首の骨に可動性減少が起こっている関節があることが考えられます。可動性減少は、簡単に言うと動きにくく、詰まるようなイメージです。

可動性が減少した関節があると、身体は違和感を感じ関節を動かしたいという気持ちになります。これが首を鳴らしたいという気持ちです。

 

ただ、ここで問題が起こります。狙い通りに動かしたい関節が動かせるかという問題です。

首の骨(頚椎)は7個の骨が重なり、上下の骨が連動した動きをします。しかし、骨が1~2個が動きが悪くても首は動きます。

さらに細かく言うと、頚椎の後ろ側には左右に関節があり、上下の骨と重なっています。(※今回はルシュカ関節は割愛します)

つまり、頚椎7個に対して、関節は16箇所あることになります。

上下の間に可動性減少が生まれるだけでなく、左右どちらかの関節に可動性減少が生まれることもあるため、16分の1の関節を狙い通り動かすことは至難の技です。

 

動きやすい関節と可動性減少関節が存在すると、自分で首を動かした際は当然動きやすい関節が動きます。

この際、動きやすい関節内でキャビテーション(※1)が発生し音がなります。スッキリとした感覚を得ることもあります。

しかし、可動性減少関節は動かないまま。その差がどんどん歪みを悪化させます。

更には、スッキリの快感を得ようと鳴らし方を覚えてしまう場合も多く、悪化の一途をたどります。

動きすぎる関節と可動性減少関節を支える筋肉はどんどん固まるしか方法がなくなり、肩こり首こりにつながります。

 

※1 キャビテーションとは、関節内にある液体「滑液」から「ガス」が発生して、それが「気泡」へと変わり、関節の動きにより「気泡」が割れる時に音が「パキパキ」「ポキポキ」と鳴る現象のこと。

 

 

では、同じ様に音がなるカイロプラクティックの調整では何が違うのでしょうか?

このお話は、「首を鳴らしてはいけない本当の理由!?(2/2)」でお話していきます。

 

 

 

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