こんにちは、西船橋駅前整体院の津和崎です。

 

今回は腰椎椎間板ヘルニアは治るのかというテーマでお話します。

 

まずその前に、腰痛は人類の約８０％もの人が一生のうちに一度は腰痛を体験するといわれるほど身近な病です。

しかし、高度に発展した現代医学でも、腰痛の原因が特定できるのは全体の１５％と言われています。

原因が特定できる腰痛の１５％に、腰椎椎間板ヘルニアは含まれます。（その他には腰部脊柱管狭窄症、腰椎の骨折（圧迫骨折、腰椎分離症等）、その他細菌感染や癌、内臓や血管の病気等があります。）

 

・腰椎椎間板ヘルニアとは？

腰椎椎間板ヘルニアとは、椎間板の髄核が突出し、神経根や脊髄などを圧迫する疾患が腰部で起こった状態の事です。

椎間板は背骨一つ一つの間にクッションの様にあります。

そして椎間板は中心には髄核というゼリー状の中身が入っています。

加齢などの退行性変性や椎間板への力学的な負担によって椎間板（特に後ろ側）が耐えきれなくなり、髄核が押し出されます。

背骨の椎間板の後ろ側には脊髄というとても大事な神経が通っていて、後ろ側に押し出された髄核により神経が圧迫されて、痛みやしびれを伴う症状が発生します。

髄核により直接圧迫を受けない場合も、炎症反応が引き起こされ、それらが複合的に神経痛を引き起こすと言われています。

 

 

・症状は？

症状は、主に腰痛・坐骨神経痛・脚のしびれや脱力感などがあります。

特に、急激な激しい痛みの事が多く、ギックリ腰の1つとして扱われることもあります。

稀ではありますが会陰部のしびれや灼熱感・膀胱直腸障害などの症状がでる事もあります。

腰を曲げる前屈姿勢で症状が強くなる場合や咳やくしゃみ、排便時のいきみなどで神経痛などの症状が強まる場合も腰椎椎間板ヘルニアが疑われる可能性があります。

 

その他、比較的若年者で生じることが多く、２０歳～４０歳代の男性に多いと言われています。

その理由として、椎間板は若年者の方がとても多くの水分を含んでいるためと言われています。

そして、椎間板は他の臓器に比べて変性しやすく２０歳代から変性が起こると言われていることもあげられます。

ちなみに、７０歳代の腰痛は腰部脊柱管狭窄症の方がとても多くなります。

 

 

 

 

・腰椎椎間板ヘルニアは治るの？

治療方法は、主に保存療法が一般的です。ブロック注射など一時的に痛みを緩和し、腰痛の症状が落ち着くまで回復を待つ方法です。

現在、腰椎椎間板ヘルニアは多くの場合、自然軽快する（治る）と言われています。ヘルニアが２～３ヶ月で自然退縮（消えてなくなること・治る）することも少なくないと言われています。

自然退縮（治る）には、炎症過程で軟骨細胞などから分泌されるＭＭＰ－３といった蛋白分解酵素や血管内皮増殖因子（ＶＥＧＦ）、マクロファージ等が関与しているとされています。

 

膀胱直腸障害といった馬尾神経症状や、重度の運動神経麻痺が急激に増悪する場合は手術も検討されるそうです。

 

また、ヘルニアが退縮しなくても症状が治るときもあります。

そして、ヘルニアが退縮しても症状が改善しない場合もあります。

冒頭でお伝えした残りの８５％の原因の特定できない腰痛を医学用語で「非特異的腰痛」と呼びます。

レントゲンやCT、MRI検査で腰や背中の内部を調べても原因がわからない場合や、画像検査で椎間板ヘルニアと診断されたとしてもどこか別の場所から発生している痛みのことも少なくないと言われています。

よほど重度なヘルニアでない場合には治る可能性が高いというのが実際の現場での結論です。

 

このような可能性から、病院の治療と合わせて、整体・カイロプラクティック施術も試してみてはいかがでしょうか？

 

カイロプラクティック施術はなんでもポキポキ矯正のイメージがあるかもしれませんが、整形外科学検査法や神経学検査、解剖生理学などに基づき、症状に合わせた施術を行います。

そのため、症状にあわせてポキポキ矯正する事もあれば、症状によってはポキポキ矯正しないこともあります。

椎間板ヘルニアの場合には基本的にポキポキ矯正は行いませんね。

ポキポキ矯正が苦手な方にも考慮した施術ができますのでお申し出ください。

 

実際に椎間板ヘルニアという診断を病院で受けたかたで、腰痛が治る方を沢山見てきています。

体操指導やストレッチ指導などもあわせてアドバイスさせて頂きます。

 

腰椎椎間板ヘルニア以外のことでも、お気軽にご相談ください。

お問い合わせお待ちしております。