こんにちは！西船橋駅前整体院の安藤です(^^)/

 

 

当院は産後の骨盤調整もおこなっておりまして、今回はその中でたまに症状として聞かれる「尾骨痛」の原因と対処法について書いていきたいと思います。

 

 

まず尾骨の位置ですが、尾骨というのは骨盤にある仙骨という逆三角形の骨の先端部分にある骨です。

ここはその名の通りかつては尻尾だった部分であり、それが退化したものです。

仙骨と一体となっているように見えますが、仙骨と尾骨は別の骨で仙尾関節という関節名があり僅かながら動きます。

 

 

 

女性は妊娠をすると「リラキシン」という靭帯を緩めるホルモンが分泌されはじめるため、関節が動きやすくなってきます。

もちろんこの仙尾関節周辺の靭帯も緩くなるので普段より動きやすくなります。

このリラキシンの分泌は出産に向けての準備なので、妊娠後期から出産にかけてが一番たくさん分泌され最大に緩んだ状態になります。

更に後期になると子宮内の胎児も大きくなり徐々に産まれてくる準備に入るので骨盤内へすっぽり収まる体勢に。

その影響で妊娠後期になると仙尾関節にも負担がかかり、この時期から尾骨痛を感じる方も多くいらっしゃいます。

そしていよいよ出産になると胎児が仙骨や尾骨を押し広げるようにして骨盤を通り産まれてきます。この時、仙骨も尾骨も伸展方向に動き反ったような状態になるのです。

 

 

 

出産時に靭帯が引き伸ばされたことが原因で産後もしばらく痛みが続く場合もありますし、産後はしばらくは靭帯が緩んだ状態なので反った状態から元にもどるまでの期間は尾骨に負担がかかりやすくなっています。

骨盤を後ろに倒した座り方や仰向けで寝る時、腰が沈むような柔らかいソファなどでは尾骨がいつもより後ろへ反っている分、尾骨が当たりやすく圧迫されて痛みが生じます。

また座ったり立ち上がったりする瞬間や歩いている時など骨盤に力が入るときや尾骨が動く瞬間に痛みを感じることも多いですね。

 

産後の緩んでいる時期に負担のかかるような座り方を続けてしまうと更に歪みを大きくしてしまったり痛みが長引いてしまったりしますので、産後に尾骨が痛む場合はまずは座り方から変えていきましょう。

お尻の下には坐骨という骨があります。座ったときにお尻の下に手を入れると当たる骨がそれです。ここが座るときの足になります！

足は左右均等に付くのが基本で、それが骨盤にとって一番良い座り方です。

坐骨をついて座ると尾骨は浮くようになっていますので、尾骨の痛みは出にくくなります。疲れる場合は下にクッションを敷いて仙骨を浮かせてあげましょう。（後ろ部分が凹んでいる仙骨を浮かせるタイプのクッションがあります！）

柔らかいソファは座るとどうしても仙骨が圧迫されやすいので痛みがあるときは、しばらく控えるといいですね。

 

 

 

また、この尾骨は骨盤底筋と直接繋がっている骨でもあります。

産後の骨盤底筋トレーニングは尾骨の不安定感を改善する効果もありますので、体調をみて比較的早い時期から始めると良いでしょう。

（骨盤底筋トレーニングは尾骨だけでなく骨盤の安定のため、そして子宮機能向上のために産前から行うことをオススメします！）

 

 

 

尾骨含め産後の骨盤の不安定感は筋肉で補うことが理想ですが、それでは補えない場合は骨盤ベルトなどで安定させるという方法もおすすめです。

骨盤が安定すると尾骨への負担も減り痛みも軽減されることが多いのです。

 

骨盤は体の中心にあり下半身と上半身を繋いでいる大切な部分です。出産ではこの骨盤が押し広げられ大きな負担がかかるのですから体調や体型の変化が起こるのは当たり前。

だからこそ、女性の骨盤調整はとても大事なのです。

 

産後の尾骨痛、その他身体の不調や体型崩れなど気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

当院は女性スタッフもおりますし、平日の日中空いている時間帯では院内貸し切り状態でスタッフがお母様の近くでお子様を預からせていただきますので

安心して施術を受けていただけます^^（お子様連れを希望される場合はお電話でその旨をお伝えください！）