肩こりには肩甲骨の動きが大きくかかわってきます。

 

肩甲骨は、肋骨の上を滑るように動くのですが肋骨とのバランスや動きが良くないと肩甲骨は自由に動くことが出来ません。

そして肋骨の機能は胸椎の歪み、動きの制限と大きくかかわってきます。

 

 

もちろん肩こりには筋肉の関与も大切です。

腕を前に出した姿勢が続くと、肩甲骨の前方にある前鋸筋が硬縮します。

前鋸筋のハリはその反対側に位置する肩こりの筋肉、僧帽筋や肩甲拳筋のコリをもたらします。

 

体操選手に肩こりはいないと言われるようですが、体操選手は逆立ちが３分間出来ることがまずスタートと言うことです。

逆立ちを三分間行うには肩甲骨まわりの筋肉がしっかりしていないと出来ません。

 

特に肩こりの人には肩甲骨の下側に付着する筋肉の弱化がしている方が多いです。

 

肩こりへのアプローチは一つではなくいろいろな機能解剖などを理解した施術が必要なのです。

合わせて家での体操なども行って頂けるとさらに効果的です。