電車に乗っていると、足を組んで座っている人につい目が行きます。

 

ほとんどの人が無意識で足を組んでいるのだと思いますが、足を組むということは骨盤の関節が歪むことに繋がっています。
また、骨盤が歪んでいるから普通の座り姿勢では不安定なため、足を組んで安定を得ようとしてしまいます。

 

では、足を組むと骨盤の関節が歪むとはどういうことでしょうか。

骨盤は、中央の逆三角形をした仙骨と左右にある2つの寛骨、尾骨で構成されています。

体幹の支持や体幹と下肢の連結、内臓の保護、女性の場合は産道といった役割を担っています。

 

 

寛骨は、坐骨、恥骨、そして腸骨の3つで出来ていて、この腸骨と仙骨が作っている関節が仙腸関節です。
仙腸関節は、立ったり歩いたりといった荷重のかかる状態で締まる構造の関節。
逆の言い方をすると非荷重に弱い関節です。

 

足を組むと骨盤の片側だけが浮いている状態になります。
すると荷重のかかっていない片側の仙腸関節が回転してねじれ、歪むことに。
これを繰り返すことで骨盤の関節の歪みが固定されてしまいます。
そうなってしまうと、座った時にはつい足を組みたくなってしまうのです。

 

例えばソファに座る時、足を組んで上半身を斜めに倒していませんか？
しばらくその体勢を続けてしまうと、浮いている側の調子が悪くなったり、仙腸関節の痛みにも繋がります。

 

 

骨盤調整はカイロプラクティックの得意分野です。
施術による骨盤自体の調整も、生活習慣の見直しもどちらもしっかりサポートします。

 

 

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