首を寝違えた時の治し方は?簡単にできるストレッチ方法を解説
2024/09/01
寝違えてしまって、朝起きたときにピキっとした痛みが走り、首が動かなくなることがありますよね。
症状を確認するために頻繁に首を動かしたり、痛みを和らげるためにマッサージをしたりする方もいらっしゃるかもしれません。
寝違えの正しい対処法を知らないと、痛みが悪化したり、長引いたりするおそれがあります。
今回は、首を寝違えたときの治し方を紹介します。
そもそも寝違えとは?
そもそも寝違えとは、目が覚めたときに首の後ろや首から肩にかけての痛みが出ることをさします。
医学的には、首周りの痛みを総称して「急性疼痛性頸部拘縮(きゅうせいとうつうせいけいぶこうしゅく)」と呼ばれます。
寝違えの原因
多くの当院にいらっしゃる方から「枕が悪くて寝違えが起こったのではないか」と質問を受けます。
もちろん枕が原因になることもありますが、睡眠時や日常生活の姿勢が寝違えを引き起こすことも。
ここからは、寝違えの原因を詳しく解説します。
寝返りの回数が少ない
寝返りの回数が少ないと、寝違えることがあります。
私たちは、寝ている間にも血流を悪くしないために、無意識に何度も寝返りを打っています。
しかし、寝返りを打つ回数が少ないと、背骨や首に負担がかかり、血行不良や筋肉疲労が起こるのです。
寝返りが少なくなる原因は、以下のとおりです。
- 過度な飲酒による泥酔
- 身体的・精神的ストレス
- スポーツなどによる疲労の蓄積
- 子どもやペットと一緒に寝ていて、寝返りを打つスペースが少ない
靭帯や筋肉を傷めてしまうと、寝違えによる痛みが起こります。
寝具が身体に合っていない
自分の身体に合っていない寝具を使用していると、寝違えやすいといわれています。
- 枕が高すぎる
- マットレスが柔らかすぎる、もしくは亜硬すぎる
首や肩への過度な負担を減らすために、身体に合った枕やマットレスを使用しましょう。
日常生活での姿勢が悪い
日常生活で姿勢が悪いと、筋肉のバランスが崩れてしまうため、首や肩まわりの筋肉に負荷がかかりやすくなります。
負荷が継続的にかかると、疲労が蓄積されていき、寝返りの少なさや睡眠環境の悪さが合わさることで、首に炎症が起こって寝違えが現れると考えられています。
デスクワークでの作業やスマホの使用時間が多い人は、長時間不良姿勢を続けているため、寝返りのリスクが高いです。
寝違えの症状
寝違えが起こった直後(急性期)は、激しい炎症が起きているため、じっとしていてもジンジンとした痛みを感じるでしょう。
首の痛みが強すぎて、一定方向に首を動かすのが難しくなります。
また、炎症によって患部が腫れると、神経が圧迫されるため、腕や首にしびれが出ることもあるでしょう。
炎症が落ち着くと、慢性期に入ります。
急性期に首を動かさずにいたことで、筋肉が固まってしまい、痛みは強くないものの、首や肩まわりが重い、首が動かしづらいといった状態になることも。
寝違えを治す方法
寝違えたときにすぐに患部を触ってしまう方がいらっしゃいますが、筋肉のコリが原因ではない寝違えには逆効果です。
ここからは、寝違えを治す正しい方法を解説します。
首に触らず安静にする
寝違えたと感じたら、首に触らず安静にしましょう。
急性期に無理に首を動かしたり、患部を揉みほぐしたりすると、炎症が拡大してしまい、症状が悪化したり、回復が遅れたりするおそれがあります。
患部を冷やす
炎症が起こって、熱をもっている箇所をしっかり冷やしましょう。
炎症が和らぎ、痛みの軽減や寝違えの早期回復が期待できますよ。
ただし冷やしすぎると、血行不良や筋肉の緊張を引き起こすため、10~15分程度を目安に、様子をみながら冷やしましょう。
痛みが落ち着いてきたらストレッチをおこなう
患部の痛みが落ち着いてきたら、これから紹介するストレッチをおこなってみましょう。
- 首が痛む側の腕を少しずつ後ろに引き上げて、自然に止まったところで20秒キープする
- 20秒経ったら、腕をゆっくり下ろす
- 1~2を2セットくり返す
- 首が痛む側の手のひらで腰の真ん中を軽く押さえて、そのままひじを後ろに引く
- 20秒キープしたら、腕を下ろす
- 4~5を2回くり返す
- 痛む側の腕を広げて、ひじの角度を120度にしてバンザイする
- その角度のまま、ひじを軽く後ろに引く
- ひじを引いた姿勢のまま20秒キープして、腕を下ろす
- 7~9を2回繰り返す
- 逆の腕で1~10までの動作を同様におこなう
これらの動作によって、わきの下の神経である腋窩神経の通りをよくすることで、寝違えを解消できますよ。
ただし、何もしなくても痛い場合は、無理にストレッチをせず、安静にしましょう。
また、動かせる範囲でストレッチし、動かすと痛みが強まるときは、中断してくださいね。
寝違えによる痛みがある方は西船橋駅前整体院へ
寝違えは、血行不良や筋肉疲労の蓄積によって痛みを生じる状態です。
自己流での揉みほぐしは、患部の炎症を拡大させて、症状を悪化させたり、治るのを遅らせたりする可能性があるため、おすすめしません。
無理に動かさずに患部を冷やし、痛みが落ち着いてきたら、無理のない範囲でストレッチをおこないましょう。
ストレッチしても痛みがよくならない、くり返し寝違えている方は、西船橋駅前整体院にお越しくださいね。
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西船橋駅前整体院
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