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歩き始めの股関節の痛み・・その原因は。(股関節形成不全)

歩き始めの股関節の痛み・・その原因は。(股関節形成不全)

2019/04/02

 

 

こんにちは!

西船橋駅前整体院の渡辺です。

今日は、変形性股関節症について書いていきたいと思います。

 

足の付け根が痛い・違和感がある・足を動かせる範囲が減ったなどなど・・

中高年の女性が抱える股関節の悩みの90%以上が、股関節が変形する『変形性股関節症』が原因と言われています。

そして残りの5%程度が『大腿骨頭壊死症』という、大腿骨頭の一部が血流の低下によって壊死を起こす病気に当てはまるそうです。

関節リウマチやSLE(全身性エリテマトーデス)などの治療のためにステロイド薬を注射、もしくは内服を続けていることでも起こりやすくなります。

 

初期症状としては、生活の中での出来事で、起き上がり時や立ち上がり時・歩き始めなど、動作に伴って太ももの前か横に痛みが出るのが特徴です。

安静にしていても痛いのは、関節の変形が始まっている可能性があります。

寝ている時も痛みが出てしまったり眠れないとなると重症化していることもあるそうです。

そうなってしまったら我慢せずに直ちに整形外科に診療を受けに行って下さい。

 

変形性股関節症のほとんどは「臼蓋(きゅうがい)形成不全」が原因で発症します。

股関節には、臼蓋という受け皿のような部分があり、大腿骨の先端の骨頭が臼蓋に納まるように構成されています。

この臼蓋の形状が小さすぎるなど不完全なために、股関節に痛みを生じるのが『臼蓋形成不全』です。

臼蓋形成不全は臼蓋の形成が不完全なために、大腿骨側の軟骨に摩擦が生じて軟骨が磨り減ります。

その結果、股関節が変形して炎症が起きてしまうのです。自分が「臼蓋形成不全」であることに気づかずに年齢を重ね、中高年になって痛みがでる場合が多いそうです。

 

経過のわかりやすいイラストです↑↑↑

 

加齢に伴って、あるいは体重が重いほど、関節に負担がかかって軟骨が減りやすくなります。

日本人は、天性股関節脱臼や形成不全、あるいは外傷や炎症の結果引き起こされる二次性股関節症が断然多いのです。

しかも、その原因の80%くらいが臼蓋形成不全だといわれています。 生まれつき『臼蓋形成不全』があると小さな子どもは股関節脱臼を起こしやすいので、

日本では、生後4カ月の検診で股関節の状態を調べることになっています。

形成不全をそのままにしていると、17~20歳くらいになって股関節の痛みや亜脱臼などの症状が出てきます。

そうなってしまったら外科手術を行うケースもあるそうです。

それほどひどい症状ではないまま年齢を重ねてきた結果ではいよいよ関節の変形が強くなって、痛みが出てくるケースが多いと思います。

 

日本人に臼蓋形成不全が多いのは、おむつの形にあるともいわれています。

今のような股を広げて当てるおむつと違って、真っ直ぐな布で足を伸ばしてあてていた時もありました。

股関節は生後4カ月くらいまでにできあがるので、ももの外側から常に押し付けられている状態でいると、股関節の角度が浅くなってしまいます。

日本のある年齢以上の方々にこの股関節の形成不全が多いといわれているのは、こういう背景があるからだそうです。

今のようなおむつが主流を占めるようになって、股関節の形成不全は激減しています。従って今後は、高齢者の「変形性股関節症」は減ってくるかもしれませんね!

 

ではどうやって予防をするのか。予防法はあるのか・・

その答えは、日ごろから適度な運動をして、股関節周辺を柔軟にし、筋肉を鍛えておくことが大切です。
ここでは初期段階の人…歩いたり階段を上るときに股関節にちょっと違和感をおぼえたり、坐骨神経痛などを繰り返す人のための、予防運動を紹介します!

 

まずは股関節のストレッチです。

 

(1) 床に座って、両足を大きく広げます(無理をしない程度に)。
(2) 足の親指側を内側に倒すようにしながら、足を内回転させます(1、2、3、4と数えながら、親指を床に近づけます)。
(3) 反対に足の小指側を外側に倒しながら、足を外回転させます(1、2、3、4と数えながら、小指を床に近づけます)。
(4) 上記の運動を、1度に5~6回繰り返します(1日2~3度)。運動中は息を止めず、ゆっくり呼吸しましょう。

 

このストレッチをすると股関節が硬くなってしまっていることに気付く方も多いかもしれません。

ただやり過ぎ・無理しすぎはやめて、毎日少しずつ続けて下さい。

この状態になれてきたら、(1)の姿勢から少しずつ前に倒していきましょう。いきなり強く倒すと殿筋・腰の負担などになってしまいますので

ゆっくりと動かしましょう。

すでに股関節に強い痛み・股関節部分に熱感のある方は悪化させてしまう事もありますので、医師の指導を受けてから行って下さい。

 

次に股関節周辺の筋肉を鍛えてサポート力を高めると、股関節への負担を軽くすることができます。

代表的な運動がスクワットです。

 

 

ひざなどに強い痛みがない場合の運動です。
(1) 立った姿勢で足を肩幅くらいに広げ、足先を少し外側に開きます。
(2) 両手を頭の後ろで組み、正面を見たまま、ひざをゆっくり曲げていきます(息を止めないこと)。
(3) ひざを曲げた姿勢を1秒間ほどキープし、ゆっくり伸ばします(最初のうちはキープせず、曲げて伸ばすだけでもかまいません)。
(4) この動作を20~50回程度繰り返します(回数は年齢や体力などによって異なります。少しずつ増やしてください)。

ひざを曲げるとき、姿勢が前かがみになると、腰やひざに余分な負担がかかります。

これを防ぐには、壁の30cmほど前に立ち、手を前に出して壁に沿わせながらひざを曲げると、姿勢が安定します。
ひざを曲げる角度が大きく、またキープする時間が長いほど、運動はきつくなります。

最初は無理をせず、ひざは軽く曲げ、すぐに伸ばすやり方でもかまいません。

股関節や腰・膝にすでに痛みがある方は、いきなりスクワットをすると悪化してしまうこともありますので、まずは水中歩行など負担の少ないことから始めていきましょう!

 

2つとも無理せずにやりましょう!

頑張りすぎずマイペースでも毎日続ければ、必ず筋肉や柔軟はついてきます!

 

 

体のケアに関しては、西船橋駅前整体院にお任せ下さい!!

 

皆さまの健康へのお手伝いを全力でサポートしていきます!

 
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